毎日忙しいママ・パパにとって、子どもの急な発熱は本当に大変ですよね。
仕事や家事の合間に病院へ連れて行くのも一苦労だし、
夜中に熱が上がったらどうしよう…
と不安になることも多いのではないでしょうか?
実は、発熱の原因の多くはウイルス感染による風邪で、
2~3日経てば自然に熱が下がるケースがほとんどなんです。
熱が高い=重症というわけではなく、むしろ、熱は体がウイルスと戦っている証拠とも言えます。
とはいえ、高熱が続くと心配になるのも当然です。
そこで、今回は忙しいママ・パパでもできる発熱時の対応を、わかりやすくまとめました!
1. すぐに病院?様子見? 判断に迷う時のポイント
まず大切なのは、子どもの様子をよく観察すること。
熱の高さだけでなく、機嫌や食欲、水分摂取、睡眠の状態などを総合的に見て判断しましょう。
特に注意が必要なのは、生後3ヶ月未満の赤ちゃんの場合。
38度以上の発熱があれば、夜間でもすぐに病院へ連れて行きましょう。
生後3ヶ月以上の子どもであれば、比較的高熱でも、元気で水分も取れているなら、
まずは自宅で様子を見ても大丈夫です。
ただし、以下のような症状が見られる場合は、できるだけ早く病院を受診しましょう。
こんな時には即受診を!!
- 意識がぼんやりしている、呼びかけへの反応が悪い
- 呼吸が速い、苦しそう
- 顔色が悪い、唇の色が青い
- 嘔吐が続く
- 痙攣がある
- 水分が全く取れない、おしっこが出ない
- 熱が4日以上続く
2. 家庭でできる!発熱時のケア
病院へ行くほどではないけれど、熱が高くてつらそうな時は、以下の方法でケアしてあげましょう。
自宅でできること
- 安静:
無理に遊ばせたりせず、ゆっくり休ませてあげましょう。 - 冷却:
首、脇の下、足の付け根などを冷やすと効果的です。 冷えすぎないように注意し、嫌がる場合は無理強いしないようにしましょう。 - 水分補給:
こまめな水分補給を心がけましょう。 母乳やミルク、イオン飲料などがおすすめです。 - 服装:
熱の上がり始めは寒気がするので、温かくしてあげましょう。 熱が上がりきったら、薄着にして熱がこもらないようにしましょう。 - 室温調整:
部屋の温度と湿度を適切に保ちましょう。 加湿器を使うのも効果的です。
解熱剤は、高熱に伴う不快感を和らげるためのもので、病気そのものを治す効果はありません。
熱が下がらないからと、何度も使用するのは避け、医師の指示に従って使用しましょう。
3. 知っておきたい予防接種のこと
予防接種は、感染症を予防するための大切な手段です。
予防接種には、定期接種と任意接種があり、定期接種は実質負担なしで受けられます。
仕事などで忙しいママ・パパは、子どもの予防接種スケジュールを立てるのが大変かもしれません。
当院では担当スタッフが丁寧に、子どもの年齢や健康状態に合わせた、効率的で適切なスケジューリングを提案します。
4. 安心して子育てするために
子どもの発熱は、どんなに気をつけていても避けられないものです。
大切なのは、落ち着いて適切な対応をすること。
いざという時のために、以下のチェックリストを参考に、日頃から準備しておきましょう。
- かかりつけ医の連絡先を確認しておく。
- 解熱剤の種類や使い方を確認しておく。
- 冷却シートやイオン飲料などを用意しておく。
- 地域の夜間救急や休日診療の情報を確認しておく。
子どもは、ママ・パパがそばにいてくれるだけで安心するもの。
焦らず、お子さんの様子をよく見ながら、愛情をもってケアしてあげてくださいね!
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