水痘ワクチン
(水ぼうそうワクチン)について
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疾患について
水痘(みずぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。
主な症状は、発疹、発熱、かゆみです。
- 感染力が非常に強く、空気感染や接触感染で広がります。
- 発疹は、小さな赤い斑点から始まり、水ぶくれ(水疱)になり、最終的にはかさぶたになります。
- かゆみを伴うため、掻きむしってしまうと、細菌感染を起こしたり、跡が残ることもあります。
- 子どもがかかりやすい病気ですが、大人になってからかかると重症化するリスクがあります。
- まれに肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすこともあります。
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ワクチンについて
水痘ワクチンは、生ワクチンという種類のワクチンで、水痘ウイルスを弱めて作られています。
ワクチンを接種することで、水痘の発症を予防したり、
発症した場合でも症状を軽くすることができます。
- ワクチンは、皮下注射で接種します。
- 接種後、軽い発熱や発疹などの症状が現れることがありますが、通常は数日で自然に回復します。
- 水痘ワクチンを接種することで、自然に感染するよりも軽く済むとされています。
- 水疱の跡も残りにくくなります。
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接種スケジュール
水痘ワクチンは、定期接種として、
1歳以上3歳未満の間に2回接種します。
- 1回目:1歳になったらなるべく早く接種します。
- 2回目:1回目の接種から3ヶ月以上あけて接種します。
接種間隔について:
- 水痘ワクチンは生ワクチンのため、他の生ワクチン(BCG、MRなど)との接種間隔を4週間あける必要があります。
水痘ワクチンは、水ぼうそうからお子さんを守るために大切なワクチンです。
水痘は感染力が強く、合併症のリスクもあるため、ワクチン接種が推奨されます。
適切なタイミングですぐに接種スケジュールを立てましょう。ご相談やご予約は、当院までお気軽にお問い合わせください。
お子さんの元気な未来を一緒に守りましょう!