HPV(ヒトパピローマウイルス)
ワクチンについて
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疾患について
HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスによる感染症を予防するためのワクチンです。
- HPVは、主に性行為によって感染するウイルスで、多くの人が生涯で一度は感染すると言われています。
- HPVには多くの種類がありますが、その中でも特に子宮頸がんの原因となる種類が知られています。
- 子宮頸がんは、女性特有のがんで、発症すると子宮を摘出する必要が出たり、命に関わることもあります。
- 子宮頸がんは、早期発見が難しいため、予防が非常に重要です。
- HPVは、子宮頸がんだけでなく、男性の肛門がんや咽頭がんなどの原因にもなることがあります。
- 男性もHPVワクチンを接種することで、これらの疾患のリスクを減らすことができます。
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ワクチンについて
HPVワクチンは、不活化ワクチンです。
- このワクチンは、HPVのウイルスの一部を使い、免疫をつけるように作られています。
- HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPVウイルスの感染を予防し、子宮頸がんの発症リスクを大幅に減らす効果があります。
- 複数の種類のHPVに対応したワクチンがあり、接種することでより広範囲な予防が期待できます。
- 定期接種として公費で受けられる場合がありますが、対象年齢や条件は自治体によって異なるため、確認が必要です。
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接種スケジュール
HPVワクチンの接種スケジュールは、使用するワクチンによって異なります。
詳細は下記の「キャッチアップ接種について」をご参照ください。
- 一般的に、複数回(通常2~3回)の接種が必要です。
- 初回接種から一定期間を空けて、2回目、3回目を接種します。
- 接種間隔は、ワクチンによって異なりますので、医師の指示に従ってください。
- 12~16歳(小学校6年生相当~高校1年生相当)の女子は公費で接種が可能です。
- 男性も接種可能です。
- 接種を希望する際は、まずは当院にご相談ください。
HPVワクチンは、子宮頸がんを予防するための非常に重要な手段です。定期接種の対象となる年齢の方は、積極的に接種を検討しましょう。男性も接種することで、自身だけでなくパートナーの健康も守ることができます。
適切なタイミングですぐに接種スケジュールを立てましょう。ご相談やご予約は、当院までお気軽にお問い合わせください。
お子さんの元気な未来を一緒に守りましょう!